忍者ブログ

臨床看護技術と医療知識

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大規模病院で院内感染が頻発する理由

この数年、入院患者が新たな感染症にかかる「院内感染」のニュース(帝京大学医学部付属病院の多剤耐性アシネトバクターほか)をよく目にするようになりました。手術が成功しても院内感染でなくなることもあれば、外来患者や医師、看護師ら感染することもあります。日本は入院期間が他国に比べて長いため、それだけリスクが高くなっています。

手術中は感染リスクが高い

大学病院の友人に聞きましたが、病院はどうしても院内感染のリスクが高くなるそうです。その理由としては、まず、病気の治療に抗菌薬を使う機会が多いので、使っていくうちに薬が効かない(=耐性のある)菌が増えてくるためです。

人気漫画「こち亀」の両さんの体内細菌も劣悪な生活環境に晒されていくうちに鍛えられて、どんどんパワーアップするという話が10年以上前にありましたが、同じ原理です(笑)。細菌同士が薬に対抗する遺伝子を交換し合って耐性が広がることもあるというから厄介です。

次に、病院は病気や怪我で抵抗力の低下した人が多いということです。体の内外にいる微生物は、健康な上体ならなんともないものでも、弱っている患者や高齢者には脅威になることがあり、日和見感染と呼ばれています。

最後に、注射針やカテーテル、内視鏡、人工呼吸器など、医療の高度化で体にはいる医療器具が増え、病原体が体内に侵入する機会が増えている点が挙げられます。ちなみに院内感染でも最も多いのはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)です。

PR